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「大草原のビジネスチャンスの国」モンゴル―沸騰するもう一つのアジア―

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Asia Biz Inside vol.4 参議院議員山田太郎のアジアビジネス・インサイドレポート
~沸騰するアジアビジネスの現場から~

2013年04月25日

金利15%なんですよ!?

銀行の定期金利が年利で15%つくので預金しませんか?」
「月利10%で回り、半年後償還の不動産投資もありますよ」

一瞬、詐欺ではないかと疑いたくなるような話。不動産投資は、半年で元本が1.7倍(年利340%!?)になってしまう計算だ。

さらに銀行の金利は政府保証付き、不動産投資は、モンゴル有名財閥の経営者数名の個人補償付きとのこと。

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(Photo1:スバロートフ広場。国会議事堂兼政府庁舎にジンギスハーンの銅像がある。モンゴルの男は酔うと皆、『俺はジンギスハーンになるんだ』と言うらしい!?)

今、モンゴルの経済が活況だ。経済成長率は、2013年度17.5%の伸びを予測している。アジアで高成長している中国、インドネシア、ミヤンマー、タイ、マレーシア各国、中でも経済の伸びは、このモンゴルとミヤンマーが段違いに高いと思う。実際の統計数字に表れる以上の現場の活気を感じる。

『羊の肉』好きですか?

モンゴルでは羊肉を主に食べる。私はもともと羊肉がものすごく苦手で子供のころからほとんど食べたこともない。臭いを嗅ぐだけで気持ち悪くなるほど苦手なのだ。

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(Photo2:モンゴルのしゃぶしゃぶ。羊肉と牛肉、馬肉が並ぶ。見分けがつかない!?)

で、ウランバートルにある火鍋専門のチェーン店に連れて行かれた。羊が駄目なら、牛、牛、豚、馬ということで様々な肉が並び、「これは牛だから食べてみな」と、シャブシャブして食べてみた。「牛にしてはコッテリとした味わい。モンゴルの牛は日本のモノとは違うのか?でも美味い」

しかし、騙されて食べたこの肉は、「本当は、この肉は羊なんです!」

「羊肉は本当は美味い!」

チェーン店のオーナーに聞いたところ、羊が臭くて食べられないのは、肉の処理方法によるらしい。特にオスの羊の下半身を子羊の時に処理しておくのが肉の臭いには効果的とのこと。

大草原のモンゴル?皆さんのモンゴルのイメージはいかがですか?

モンゴルの首都ウランバートルのちょっと郊外に出ると、まさに大草原にゲル(テント式の住居)が点々とする風景が広がっている。馬が草原を駆け抜け、羊の放牧をおこなっているのどかな国モンゴル。

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(Photo3:モンゴルのゲル(移動式住居)草原にゲルが点在する)

その一方で大規模なエネルギー資源開発が始まっている。

モンゴル経済が今活況なのは、モンゴルの南ゴビ砂漠でダバントルゴイ炭鉱、オユトルゴイ金鉱山の大規模開発が、まもなく本格的に始まるからだ。

この資源開発に合わせて国内のインフラ整備が急ピッチに進められているのだ。

モンゴルのビジネスチャンス、韓国パワーに打ち勝て日本!

私に持ち込まれているモンゴルの開発案件はたくさんある。本当に話を聞くだけでもこなしきれないほどだ。一例を挙げると、

  • 道路整備のためにアスファルトの大量生産(多量の資材、物資がトラックで輸送されているが道路が未整備)
  • 鉄道建設のための線路や枕木の生産、貨物貨車の製造(5000両以上必要だが1000両程度しか手当てができていない)
  • 建築材、特に鉄筋コンクリートの製造(モンゴルの鉄筋の製造方法は、日本のように圧着式ではなく、S字に鉄筋を引っ掛けてあるだけでもちが悪い)
  • その他、ホテル建設、工業団地開発、スマートシティー開発、太陽光発電、風力発電などなど

この他、モンゴルのビジネスチャンスは無数にあるといってもいい。ウランバートルの街中は開発ラッシュで工事現場の音が鳴り響く。石炭をエネルギーの元としているので都市の空気は非常に悪いのが気になる。

モンゴルのチャンスを求めて日本からもさぞ、様々な企業が押し寄せているかと思えば、実は、韓国企業ばかり。ウランバートルにある主だったホテルもスーパーマーケットも韓国企業の経営のものが多い。そこに日本の姿はない。

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(Photo4:ウランバートル市内の韓国系のスーパー。品ぞろえが豊富。ほとんどの商品は韓国からの輸入)

この現象は、インドネシアでも中国でも見た風景だ。とにかく沸騰するアジアにおいて韓国の勢いは強い。

「日本がアジアのビジネスでイニシアティブを発揮したい」。だから、私は、多くの日本企業のアジア進出を後押ししたい。