太郎ライブラリインターン日記

2013年2月12日 衆議院予算委員会傍聴

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委員会会場に入ろうにも、サングラスをかけた石原慎太郎先生とそれを取り巻く記者の群れに僕らは圧倒された。僕らが会場に着いたのは浅尾代議士が質問を開始するところであり、石原代議士が退出する場面でもあった。SPに壁に押し付けられながら、その鋭い迫力が目に焼き付いた。
 
委員会での内容について、3つのことが印象にのこった。まずは浅尾代議士が質問に際して、官民ファンドの減損会計の話をしていたのだが、一言添えて「アベノミクスのためになるよ」と言っていたのが印象的だった。質問をするから、野党だからといって反対を叫ぶばかりではないようだ。
 
次に農地売却の相続税を非課税にしたらどうかという提案に対しての麻生財務大臣の返答が挙げられる。遺産問題や地主の危機意識からくる難しさを説明するために、明らかにアドリブと思われる例え話でわかりやすく説明した。しかしその関係性を比較するのに登場したキャラクター名が実際の都市や区の名前だったので、当事者が聞いたら怒りそうでヒヤッとした。ここに麻生代議士の魅力や、揚げ足を取られやすそうな危うさを見た。
 
そして最後が偽装除染における環境大臣の2013年1月4日の対応が追及されたことについてだ。石原伸晃大臣は偽装除染の問題を認知していながら、1月4日は登庁せず、「自宅から指示」を出したとのことだった。1月4日といえば始業日であり、僕ら学生目線からしてもその日が非番であるというのは明らかに不自然だった。浅尾代議士に「年頭の訓示はどうされたのですか」と尋ねられても、一堂に会したのは7日であり4日は自宅にいたとの一点張りだった。どうにも怪しい。皮肉なことに切れ味するどい大迫力の都知事の息子は、質問対応にタジタジで引き下がる大臣であった。 
 
NHK中継で見るのと、実際に行って政治の現場を体感するのでは臨場感が全く異なる。傍聴席の周囲には記者があふれ、その視線とレンズの先にはリアルサイズで見られる総理大臣の姿。そこは怒号が飛び交いながらも、僕らの未来を真剣に話し合って決めていく場であった。

河西利太朗