あなたの発言が法律で禁止されるかも?ヘイトスピーチについて(後編)(20141110)


*「あなたの発言が法律で禁止されるかも?ヘイトスピーチについて(前編)」はコチラ

■ヘイトスピーチについてのアンケート
私の考えをお伝えする前に、私の番組(「山田太郎のさんちゃんねる」ニコニコ生放送で毎週放送中https://taroyamada.jp/nico)で行った、ヘイトスピーチに関するアンケート結果をご紹介します。

アンケートの内容は、ヘイトスピーチについて、以下の三択で集計しました。
「1.法律で厳しく規制すべきだ」
「2.法規制までしなくても無くすべきだ」
「3.法規制以前に許容範囲だ」

前回アンケート結果
結果は、法規制を望む声は少数で、法規制せずに無くしたい考えの方と、全く問題ないと考える方と半々というところでしょうか。少なくとも、私の番組を視聴されている方は、法規制には反対が多数のようです。

■私の考えるヘイトスピーチ
ヘイトスピーチに関する私の考えを申し上げますと、ヘイトスピーチを法規制することは「慎重に考えるべき」と考えています。
決してヘイトスピーチ自体を容認するわけではありません。しかし、今行われているデモや発言を、全て「法律」で規制するということになると、どうなるでしょうか。

もちろんヘイトスピーチによって傷ついたり、不快な思いをされる方は実際にいます。それを減らしていく必要はあるでしょう。しかし、そのような社会秩序的な側面を、全て法律でもって規制するというのは、慎重に考えていくべきです。

表現や発言というのは、本来人間が持っている自然な行為であり、ある程度の自由さが保証されているからこそ、様々な文化が形成されてきました。
ヘイトスピーチのように、判断や分別が非常に複雑な問題に関して、法律で規制する事になった場合、「表現の自由」についても同じように規制の影響を受けることになるでしょう。

例えば父親が年頃の娘に対して「早く結婚しろ」と発言した場合、これが「女性」や「未婚」という「属性」に対して差別的な発言をしたと判断されれば、法規制の対象である「ヘイトスピーチ」ということになってしまうかもしれません。(これはかなり大げさな例で、上記発言を全面的に許容するわけではないですが、何もかもを法規制する場合、こういう可能性があるということになります)

ヘイトスピーチの問題が深刻化し、ヘイトスピーチが全てヘイトクライムに直結してしまうような、社会的混乱が起きているような状況であれば、法律での規制が必要かもしれませんが、現在の日本はそのような状況でしょうか。

何もかもを法で厳しく規制しなければ、日本人は秩序を守れないのでしょうか。
私はそうは思いません。その前に社会秩序を維持できるような仕組みを考え、そういった事を抑止できる環境を作っていくことが重要だと考えます。(これは「表現の自由」を守る活動全てに言えることです)

ヘイトスピーチ問題に関しては、様々な議論があります。とても難しい問題であることは間違いありません。
法律や権力で押さえつけなくても、私達一人一人が、社会秩序をより良く、自然に維持していくことが出来る、そのような社会を作るために、私はこれからも尽力していきたいと思います。