2013.1.8

ステーツマン(Statesman)の力 Vol.1

皆様、こんにちは。私、山田太郎は、昨年12月14日、みんなの党から繰上げ当選の形で参議院議員に就任いたしました。(本来なら「明けましておめでとうございます」というところですが、公職選挙法にて選挙区=私の場合全国区における年賀を含む挨拶が禁止されているのでメルマガという形で皆様にご連絡申し上げることになりました)

このメルマガは、「ステーツマン(Statesman)の力」という題名で隔週ペースに発行していきたいと考えています。「ステーツマン(Statesman=政治家)」つまり一人の国会議員がどこまで国や世の中を変えていくことができるのかを皆様と考え、その行動結果を伝えるものです。

Statesmanは、Politicianとは違うと思います。「政治家」であり続けることが仕事になっている「政治屋」は、「真の政治家」ではないと考えています。つい先月まで「民間」で働いてきた私にとって今、本当の「政治家」とは本当のところ何なのか分かりません。ただ、先月から国会議員として「税金」をもらって仕事をしていることには、大きな違和感を持っているのは事実です。

これまで私は、「税金」を糧として生活してきた経験はありません。大学を卒業してからは、民間企業の従業員として厳しい業績を問われながら9年間、人に雇われて生活してきました。その後、33歳で独立してから12年間、モノやサービスを買ってもらうために人様に頭を下げながら売上を立て、自らの生活と従業員の雇用を守って働いてきました。だから、今日、明日、売上が立つかどうかわからない不安を抱えながら日々苦悩して生活をしてきた私にとって一定の保証のある「国会議員」の職には相当な違和感があるのです。

もちろん議員は、次の選挙に勝つかどうかわからない身分ではありますが、それは自分自身の身の上ことでしかありません。議員はどんなにサボっていても選挙までは死にません。でも商売や経営者は、ちょっとサボったり売上が立たなかったりすれば、それで死んでしまいます。議員は、選挙で落ちても次の選挙があります。でも商売は失敗すれば、経済的信用を失い再起が難しいのが実情です。

そんな私にとって今の唯一の拠り所は、いただいた票と税金を原資とする歳費(これには私の事務所の秘書の人件費や一切の経費を含みます)以上に実績を国や市民の皆様にお返しをするしかないということだと思います。それは、単に次の選挙で勝てば良いということではありません。議員として在籍する間に数字や形で見えるモノとして実現できなければ意味がないと考えています。私が使ったコストよりも成果の方が大きくなければ、私は次の選挙には立候補しません。民間ならこれは「倒産」を意味するからです。成果がコストを上回り、更に支援者が私に求めるものがあれば、再選を目指します。任期の間に実現できたことを武器に支持を得て選挙で闘うこと、これがStatesmanの姿だと考えています。もちろん「選挙」で有権者に支持されなければ、議員であることはできません。

まず「政治家」自らが何をしたのか、何を実現したのかを厳しく問うことが、私が2010年の参議院選挙の時に訴えてきた「プロジェクト型政治」の神髄です。そしてこの評価をしてもらうために「山田太郎」評価委員会を立ち上げていきたいと考えています。

そういう意味でこのメルマガは、普通のメルマガではありません。これは、私の公約書であり、その進捗を報告し評価をもらう成績書だという位置づけです。このことが実現でできた時、「民間」でしか生きたことのない私から「国会議員」であることの違和感が払拭されるのだと思います。

私はたった一人の国会議員でしかありません。しかし、憲法に明記され国民に負託された国会議員という立場でもあります。国会議員にはあらゆる権限もあります。たった一人の国会議員でも必ず世の中を変え前に進めることができると信じています。これが「ステーツマン(Statesman)の力」です。

「ステーツマン(Statesman)の力」。これは単なる「物語」だけであってはなりません。政治を諦めずに、政治不信を払拭するためには、「ステーツマン(Statesman)の力」は、現実でなければならないものなのです。

次回以降、山田太郎の具体的な公約や活動について報告していきます。