2013.4.5
山田事務所が追及した政府の債権放棄利子問題で朝日新聞 1面に取り上げられらました
2013年4月5日、朝日新聞朝刊の一面に山田事務所が追及していた「債権放棄処理」の問題の件が大きく取り上げられました。
農水省、財務省、外務省で1999年に処理すれば少ない利子分でまだよかったものの、ごたごた処理を先送りにして、怠慢だっために血税が144億円も税金から当てられるというものです。この問題は、記事で書かれていない部分にも、問題が隠れていますので以下解説します。
- 補正予算(H24年度補正)で433億円のこの債務分の予算を一般会計から予算措置したが、財政法8条によれば、債務免除をする前に法律を先に通す必要がある。
- 補正予算はH24度に使うお金なのに、わざわざ特別会計に入れてプールして(飛ばして)H25に使うことをしている。
- 金利分の処理は、「食糧安定供給特別会計」を使っているが、本来、これは、食糧安定のための会計で、ここから食糧安定そのものとは関係ない援助の免債部分を支払っている。
農水省の態度は、「処理を誤った、御免なさい」と国民に謝罪すれば、貧困国の債務免除については理解も示せますが、官の怠慢で利子まで血税が使われることに対して、「仕方がない」「食糧特会」で処理すれば問題はないという態度で国民が納得するかという問題です。朝日新聞も「日銀関係」で賑わっていた折、一面で頑張ってとり扱ったことに、この問題の根深さが伺えるのだと思います。