政治家として、一期目の議員でありながらも党の政策の実務者として、政策集を取りまとめてきました。さまざまな法律(議員立法)を立案し、可決させ、政府や与党に対しての建設的な提案を行い、さまざまな法案を修正させ、何よりも結果を勝ち取ってきた自負があります。
しかしながら、私の人生の全てが順風満帆な訳ではありませんでした。会社経営では会計制度の変更や減損会計で会社が数十億円もの債務超過に陥り、私の自宅や財産を現物出資して乗り切ったこともありました。 また、私は小学校低学年から父親はおらず母子一人で育ちました。子どもの貧困の問題が盛んに議論されていますが、明日、食べていくことの出来ない恐怖を子供ながらにした経験から、日本の子どもの貧困やシングルマザー、児童養護の問題は、私の経験からはあまりにも生々しい事柄です。
私が人生や経営でこのような経験をした時、この国の制度や仕組みがどんなに「優しさ」を欠いているかを身にしみて感じました。「痛みを分かる」こと、そして、政治家として「結果にこだわってきた」こと、これが政治家としての私の使命だと思っています。
2019年 参議院議員
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表現の自由は、社会にとっても個人にとっても最も重要な人権です。表現の自由があるからこそ、民主主義が成り立ち、それぞれの人生を自分で決めることができます。そして、そこから豊かな文化が生まれるのです。しかし、これまで政治の世界では、社会秩序を望む立場から表現の自由を過度に制限する動きがありました。特に規制の槍玉にあげられてきたマンガ・アニメ・ゲーム等のエンターテイメント表現も含め、寛容かつ多様な社会を形成・維持していくため、表現の自由を守ります。
行政の狭間に落ち、怖い、つらい、苦しい思いをして、絶望しているたくさんの子ども達がいます。我々はこれまでの政治・行政が必ずしも子どもたちに幸せをもたらしていない事実を反省し、「子ども最優先(Children First)」の政治に大きく舵を切る時です。行政が子ども視点で、オールジャパンで子どもを守る体制を作る大きな一歩として、「こども庁」の創設を推進します。
私は教育者として、10年以上にわたり多くの学生と接してきました。東大や早大・東工大などで特任教授や客員准教授等として、教鞭をとる中で、若い世代の価値観や、年金、健康、医療、介護、雇用、結婚、出産、子育てなど、様々な将来や社会への不安の声を耳にしてきました。政治の最大の責務の一つは、これらの若者の将来不安の解消にあると考えています。
我々に多くの恩恵を与えているデジタル社会ですが、その裏では、巨大プラットフォーマーによる独占・寡占、個人情報の漏洩や不正利用、著作権法によるデータ利活用の阻害、誹謗中傷やフェイクニュース等といったさまざまな問題が生じています。 国民が安心できる自由で開かれたネット社会、誰もが利便性向上を感じられるデジタル社会にしていくため、これらの課題に全力で取り組みます。また、これからはネットとデジタルによって国民の声が政治に直接届くデジタル民主主義の時代です。国民と政治がリアルタイムで双方向のコミュニケーションをとりながら政策を決定・実行する真の国民主権を実現します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)と最先端技術による新市場の創出・国際競争力の向上で経済成長をもたらします。また、PFI(Private Finance Initiative:民間資金活用)の推進や自由償却税制の導入など、新たな経済成長のための枠組みの検討も必要です。GDPでは国の豊かさを図ることが難しくなっていることを踏まえ、新経済指標の策定も進めます。日本の重要な産業であるエンターテイメントの支援も行っていきます。