2019.9.16

欧州視察②ポーランンド・eスポーツ

【欧州視察②】
ポーランドでは、財務省の若者所得税免除政策に引き続き、eスポーツについてESL gaming E ntertaiment社の代表や幹部と面談しました。

eスポーツは、ヨーロッパにおいてポーランドが最も盛んです。大きな大会もポーランドの地方都市カドビッツで毎年開催されています。

日本では、eスポーツというと、子どもの遊びだとかゲーム依存症の問題などでまだまだ批判される事が多い様ですが、ポーランドでは、理解が進み立派なスポーツとして認識されています。トレーニングプログラムもあり選手の育成が盛んです。

日本で懸念される賭博関連法(大会参加費を取り配分すると賭博の可能性)や景表法(賞金の賞金1000万円上限)、風営法(未成年者参加)との関係についても聞きましたが、ポーランドでは問題はありません。

運営については、スポンサーにインテル社初め海外の企業が付いてますが、日本の企業はメインスポンサーではなく、日本はeスポーツで立場が弱い状態です。一方、韓国企業などが積極的で、将来、eスポーツが世界的に盛んになった場合、日本がそのプットフォームから追い出されてしまうかも知れません。

クールジャパンの一つ、マンガ・アニメ・ゲーム産業の中でもゲームの輸出割合はとても高いのですが、そのゲームの世界に向けての振興策を国はこれから積極的に検討すべきかも知れません。