2025.7.5
男女共同参画基本計画や国連女子差別撤廃委員会の勧告などを理由として公的機関が行う根拠のない安易な表現規制には断固反対です
男女共同参画社会の名を借りた根拠のない安易な表現規制には断固反対です。もちろん、男女の人権が尊重されることや男女共同参画社会の形成には賛成です。
① 第5次男女共同参画基本計画の問題点
男女共同参画を理由とする表現規制としては、第5次男女共同参画基本計画がありました。
当初案では「不適切な性・暴力表現を防止する」といった文言がありましたが、違法でない表現について、政府が不適切と判断して防止することを推進することは、表現の自由の観点から非常に問題があります。また、「女性の人権を尊重した表現の推進」との文言もありましたが、社会的法益の保護を目的とし、特定の表現を推進しつつ、その他の表現を不適切等とする方針であれば、上記と同様の問題がありました。それらについて、政府に確認・要請を行い、表現規制につながらない表現に変更することに成功しました。
詳細は、2021年1月13日のさんちゃんねるより確認可能です。
👉【第422回】コンテンツ表現の自由、危機一髪📷
https://youtube.com/watch?v=radoOY9hB_A
以下では、男女共同参画や国連からの勧告に関連する主な表現規制の問題について、私のスタンスや取組み等を説明します。
② 2021年9月:戸定梨香事件
千葉県警が、松戸市のご当地VTuber「戸定梨香(とじょうりんか)」を使ったPR動画をYouTubeチャンネルに投稿したところ、「全国フェミニスト議員連盟」が警察署などに対し「本動画は女児を性的な対象として描いており、女性の定型化された役割に基づく偏見及び慣習を助長している」などとして抗議し、動画の削除や謝罪等を要求し、その結果、当該PR動画が削除されてしまいました。この問題は、「全国フェミニスト議員連盟」という公権力による規制と言えるため、問題として取り上げて対処しました。
私のスタンスは、2021年9月11日にツイートしていますので、以下より確認可能です。
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https://x.com/yamadataro43/status/1436670687020605450?s=53&t=fYn740ubw6zov-hb3lEYEQ
また、この問題は、2021年9月15日のさんちゃんねるで取り上げていますので、私の対処や取り組みについて以下より視聴可能です。
👉【第463回】Vtuber戸定梨香 PR動画削除問題
https://youtube.com/live/3UPoUeMwmJU
③ 2021年9月:男女共同参画ちゃん事件
大阪府が2021年3月に策定した「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」の中で、ネットで炎上するポスターの特徴の一つとして身体のラインなどを強調したいわゆる萌キャラの起用を指摘し、女性を描く際には「外見(若さや性的側面など)のみ切り離さずに、人格を持った多様な姿で描くように」と呼び掛けたところ、ダメな例として示されていたイラストが同年9月にファンアートとして続々投稿されることに。この問題については、大阪府のガイドラン、そしてその大本にある 『男女共同参画の視点からの公的広報の手引』(2003年3月内閣府男女共同参画局)が関係していましたので、正面から対処しました。
私の対処や取組みは、2021年10月2日のツイートなどから確認可能です。
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https://x.com/yamadataro43/status/1444101609282105344?s=53&t=fYn740ubw6zov-hb3lEYEQ
また、この問題は、2021年9月29日のさんちゃんねるで取り上げていますので、以下より視聴可能です。
👉【第465回】誕生!自民党新総裁!#表現の自由 #こども庁 #デジタル #自民党総裁選
https://youtube.com/live/QI2PAddClQg
④ 2021年11月:温泉むすめ事件
全国の温泉地を擬人化して魅力を発信する地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」が、性差別・性搾取であると批判され問題に。温泉むすめについては、2019年に観光庁が後援しており、さらに2020年には政府観光局の訪日誘客キャンペーン「Your Japan 2020」で「日本を代表するコンテンツ」に選出されていたことから、問題がないか等を確認。そもそも、マンガ・アニメ・ゲームなどで実在しない人物をモデルに描いた創作物については、実在の人物がモデルとなっていない以上、描かれること自体によって人権を侵害される特定の人物は想定できず、性差別・性搾取にはなりません。このことは、2016年3月3月4日の予算委員会で、法務大臣から答弁を得ています。
また、この問題は、2021年11月17日のさんちゃんねるで取り上げていますので、私の対処や取り組みは以下より視聴可能です。
👉【第471回】温泉むすめ事件・海賊版対策最前線!(2021/11/17)
https://youtube.com/live/WJ-LqZ1WAww
⑤ 2022年4月:月曜日のたわわ事件
日経新聞の『月曜日のたわわ』全面広告に関して、UN Women(国連女性機関)の本部(米・ニューヨーク)が日経新聞に抗議した問題。UN Women 日本事務所の所長は、「学校制服を来た未成年の女性を過度に性的に描いた漫画の広告は「女子高生はこうあるべき」というステレオタイプの強化につながるとともに、あたかも男性が未成年の女性を性的に搾取することを奨励するかのような危険もはらみます。」、「同社がUN Women と交わしてきた覚書などにも反しています。」と主張。この問題は、日本の創作表現の自由を失わせるおそれが大きいものであり、徹底的に対処しました。
私のスタンスは、2022年4月15日のツイートなどから確認可能です。
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https://x.com/yamadataro43/status/1514877092433108993
また、この問題は、2022年4月15日のさんちゃんねる等で取り上げていますので、私の対処や取り組みは以下より視聴可能です。
👉【第492回】緊急特集!月曜日のたわわ国連女性機関、抗議問題(2022/04/20)#月曜日のたわわ
https://youtube.com/live/NRRb82sh4RI
⑥ 2023年6月:埼玉県営公園水着撮影会事件
埼玉県の県営公園で開催予定だった水着撮影会が、開催直前に中止となった事件。この事件は、日本共産党埼玉県議会議員団らが、「明らかに『性の商品化』を目的とした興業」である等として、会場を貸し出さないことなどを要求し、それに応じる形で会場の貸し出しが禁止となりました。行政による表現内容を理由とした事前規制ともいえるものであり、中止要求の根拠も不合理であったため、対処しました。
私の考えは、2023年6月12日のツイートなどから確認可能です。
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https://x.com/yamadataro43/status/1668193916305444865
また、この問題は、2023年6月14日のさんちゃんねるで取り上げていますので、以下より私の対処や取り組みが視聴可能です。
👉【第540回】〈徹底解説〉表現の自由と県営公園における水着撮影会 セーフor アウト!?(2023/06/14)
https://youtube.com/live/dwqCfBb9pzM
以上が、男女共同参画に関連する主な表現規制の問題についての私のスタンスや取組み等ですが、この背景にあるのが女子差別撤廃委員会(CEDAW)の勧告・要請です。
7月4日のさんちゃんねる選挙特番では、これらと闘ってきた振り返りも行っていますので、是非ご覧ください。
👉【第636回】 参院選2日目!外圧による表現規制!(2025/07/04)
https://youtube.com/watch?v=BJhr9y4dalk