2020.3.25
西村やすとし新型コロナウイルス対策担当大臣に直接提言
3月19日、西村やすとし新型コロナウイルス対策担当大臣に内閣府大臣室で直接、情報発信の仕方や経済政策の提言を行いました。私が予算委員会で質疑をしたことがきっかけではありますが、デジタルにも強いということもあり、急遽面会することになりました。
私から西村大臣に提言をしたことは、以下の2点です。
- 情報発信の仕方
- V字回復のための経済政策
①情報発信の仕方について
今回の新型コロナウイルスに関する政府の情報発信は、一言で言うと、各省庁がそれぞれのウェブサイトやSNSを持ち、バラバラで情報提供しています。これでは、国民はいったいどこを見ればいいのかわからない状況です。例えば、雇用調整助成金はどのような人が・いつから・どのような形でもらえるのか、情報が溢れすぎて見づらく、必要な情報を探すことが容易ではありません。新型コロナ対策の中心でもある、内閣官房のインフルエンザ等対策室のページにたどり着くためにも4-5クリックが必要で、至難の業です。政府の政策情報が必要な人に届かないのであれば、何もしてないのと同じになってしまいます。
私が提言したことは、特設ウェブサイトを立ち上げ、一般の国民が、従業員なのか、中小企業の経営者なのか、フリーランスなのか、子供がいるのか、医療従事者なのか、等々のそれぞれの属性に合わせて、日々アップデートする情報に簡単にアクセスできるようにすることです。グローバルメニューには、自分の属性や質問を入力すれば、関係するものだけが選別されたコンテンツが表示されるようにします。そして、政府からのメッセージはタイムリーに大臣から動画で発信していくことを強く勧めました。既存のメディアに頼るだけでは、政府が本当に伝えたいことが正確に伝わらない可能性があるからです。
さらに、国民の声やマスメディアでの報道をエゴサーチなどできちんととらえて、情報が伝わっているのかどうかを判断していくルーティンの必要性も訴えました。このような広報は決して現状のような片手間でできるものではないため、体制を強化し広報の責任者を置くべきであることも西村大臣に説明しました。
②経済対策について
経済政策では、40兆円を上限とする財政支出を検討することを提案しました。既存政策である資金繰りは対症療法であり、公共事業は人手不足のため増加させることが難しく、効果が限定的です。今までの発想にとらわれない対策として、構造転換による生産性向上、GDPのV字回復につながるGDPの4要素ごとにそれぞれ提言しました。
今回はリーマンショックを超える非常事態です。このような時こそ、ネットの力を利用し、日本中の英知を結集させることが必要です。皆さんから頂いたアイデアは私が精査し、届けるべきところに届けるということも、私の責任だと思っています。意見がある方は、私のHPの問い合わせページから是非意見をお寄せください。国難に与党も野党もありません。私自身もできる限りのサポートをしていきます。
3分DIETでも詳しく説明していますので、是非ご覧ください。