2023.10.10
東京国立博物館と国立科学博物館を視察
以下、文部科学省「今日の出来事」より転載。
10月5日(木曜日)
文化・芸術
10月5日、盛山大臣と山田大臣政務官は、東京国立博物館(東博)と国立科学博物館(科博)を視察し、常設展を見学するとともに、安定的な博物館運営の在り方等について館長らと意見交換をしました。
東博の藤原館長、科博の篠田館長、どちらからも光熱費高騰やコロナ禍における入館者減の影響、収蔵スペースの不足、デジタル化対応の必要性など、現状と課題について説明いただきました。
また、東博では、文化財の修復プロジェクトとしてのクラウドファンディングやアンバサダーを活用したブランディング戦略について、科博では、標本・資料の収集・保管の安定的な実施を目的とし、多くの国民の皆様からご支援いただいているクラウドファンディングについてなど、民間の資金やアイディアも生かしながら文化財や貴重な資料を次世代へ繋ぐための取組を行っていることを紹介いただきました。
盛山大臣は、光熱費の高騰など運営費への課題について認識を共有すると共に、デジタル化等、海外からの来場者を含めて多くの方の期待に応えられるようにどう展開していくべきか今後も引き続き意見を聞かせていただきたいと伝えました。
文部科学省、文化庁では、国立の博物館が安定的な活動を継続できるよう、令和6年度概算要求においても所要の予算を計上しているところであり、密に意見交換をしながら、必要な取組を進めていきたいと考えております。
【東京国立博物館視察】
藤原東博館長との意見交換
【国立科学博物館視察】