2025.6.26

名称問題を振り返ってーやはり『こども庁』だ!

山田「(こども家庭庁創設に向けた活動の中で)風間さんというと、名称問題ですよね。名称問題の時に風間さんの大きな一言が政治家の心を動かしたということがありました。もともと、ちょっと話は複雑ですが、私が菅総理に対して2021年の1月24日に出した紙は、『子ども庁』と言っていましたが、『子ども家庭庁』という議員も多く、『子ども家庭庁』という名前で議論が進みました。その時に風間さんがやってきて、「なんだこの『家庭』は!」と。家庭は決して安全な場所ではなく、「こども真ん中」というなら『子ども庁』だろうと。話を戻すことになって、その声にみんなが衝撃くらったんですね。「自分は死に損なってここまで来たんだ」と、「命をかけて言ってる!」くらいのことで自民党の議員に迫りました。それでみんな「そうだ!」となって拍手が湧きまして、一気に「こども庁」になったんですね。

風間「自見さんがあそこで立ち上がって、子どもが読めるように平仮名の『こども庁』にしようと、あそこでディスカッションが沸き起こって、そうやって決まった『こども庁』って名称、まあ仮称ですけれども、あの時の熱気とか、若手議員たちの思いとかは、私は未だに忘れないですね。すごく印象深かった。でもやっぱりその後で一転、『家庭』という文字が入った。私もニュースで見たんですけど、それもすごくショックですぐに(山田太郎に)連絡をして、そしたらやっぱりすぐに丁寧にコミュニケーションを取ってくれたという感じでしたよね。」

山田「今日はその回じゃないので詳しく触れませんが、21年の12月に名称問題をめぐって、最後(の議題として注目を集めたのが具体的な内容ではなく形式的な)名称問題じゃなければ、たぶん『こども庁』であれ『こども家庭』であれ潰されていたので、ギリギリ名称で実を取ったというふうに(支援者の皆様には)理解してもらった。ただ残念ながら、私は『家庭』を入れたことで性格が変わっちゃったのは間違いないと思っていますから、本来の名称は、どうであれ『こども庁』に戻す施策を、つまり、こどもの命、そしてこどもがしっかりスクスクと元気に楽しく生きている環境をサポートしていくというところに戻さないといけない。」

風間「皆さんのお手元にある山田太郎のパンフレットの中の、『こども家庭庁』の『家庭』に全部カッコ入ってますからね。これは私の推しポイントです。」

山田「ありがとうございます。今でも抵抗していて、まどろっこしいんですけど、私いつも『こども庁またはこども家庭庁』って口癖のように言っています。まだ、やっぱり『こども家庭庁』と素直に書くには抵抗がありますので、いつの日か『家庭』を取って『こども庁』に戻したいと思っています。」

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