2022.1.6

年収額の予測ついて

年収額の予測ついて

山田太郎事務所では、皆さんの年金に関するギモンを解決するため、複数の特設ページを設けています。このページでは、年収額の予測について説明していきます。

将来どのぐらい年金を貰えるのか知りたい、という人は多くても、将来の自分の年収が的確に分かる人はいませんよね。しかし、山田太郎事務所の年金アプリでは「①将来の年収を自分で自由に設定できる」「②設定しなくても、現在の年収を入力すれば、その後は日本の平均に沿って推移していくと仮定して計算してくれる」という便利な設定になっています。

山田太郎事務所の年金アプリでは、直近の入力値以降の年収が自動でスライドされるようになっています。これは、日本の男女の平均的な給与の推移に沿う形で将来の年収を予測し、それをもとに計算しているからです。

なぜこのような設定が可能なのでしょうか。例えば日本の平均年収は下のような推移で、50代前半が最も高く、その後下がっていきます。

【性別、年齢階級による賃金カーブ】

資料)出所厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
注1)1976年、1995年、2019年の各調査年での男女計の「20~24歳」の平均所定内賃金額を100としたときの各年齢階級の平均所定内給与額をあらわしている。
注2)19歳以下と60歳以上では調査年により年齢階級区分が異なるため、労働者数ウェイトを用いて区分を統合した値を推計した。

つまり、1歳ごとに、「26歳は25歳の時の1.03倍…..」「50歳は49歳のときの1.005倍….」「56歳は55歳のときの0.96倍…」のような関係を平均的に割り出せるのです。

この賃金カーブについては男女で推移が異なっていますが、山田太郎事務所の年金アプリでは、ジェンダー平等という観点から、男女計の賃金カーブをもとに係数を算出しています。

自動入力された将来の年収は入力画面でなんとなく微妙に上がったり下がったりしているのが分かると思うので、「いや●●歳のときの自分はもっと稼いでいるはず」と思う人は、自分で途中から変えてみてください。ただし、若い年齢から順に入力してくださいね。

なお、年収額が年金額に関係のあるのは厚生年金のみ、つまり、給与所得をもらっているサラリーマンや公務員の人(第二号被保険者)だけです。第一号および第三号の被保険者の人は年収額が年金額に反映されないので入力しなくても結果はかわりません。