2025.6.2
こどもの自殺対策強化を求める提言を政府に申し入れ
私が座長に就任した、党のこどもの自殺対策プロジェクトチームにおいて、こどもの自殺対策の強化を求める提言をまとめ、政府に申し入れ致しました。
提言案は「当事者やその家族、特別な家庭だけの問題として捉えるのではなく、社会全体の問題として捉え、実施することが求められる」として▽こどもの「第三の居場所」の創設▽自殺未遂者対策▽自殺を防ぎ、再発防止につなげる仕組みの確保―の3本柱で構成されています。


「こどもの『第三の居場所』の創設」では、電話相談や対面相談に加え、24時間相談できるSNS相談窓口等を拡充・周知する必要があるとしました。
「自殺未遂者対策」では、今国会に提出されている自殺対策基本法改正案の円滑な施行に向け、特に自殺未遂者を地域で見守るために設置される「協議会」の運営について、国としてガイドラインを作成し、地域でも工夫して実施できる対応を検討するべきと主張。併せて自殺未遂をしたこどもに対する心のケアの提供体制整備等を求めました。
「自殺を防ぎ、再発防止につなげる仕組みの確保」では、こどもが自殺したときに学校等が文部科学省の指針に基づいて行う「背景調査(基本調査と詳細調査で構成)」について、共通様式が定まっておらず、調査内容にばらつきが生じていることから、基本調査の実施事項の統一等を求めました。また、教員によるこどもへの不適切指導があった場合の対応強化や、災害共済給付制度の時効や申請方法の見直し、CDR(チャイルド・デス・レビュー)の全国展開を求めること等を盛り込みました。
▽提言全文はこちらからご覧いただけます。