2014.4.10

鹿児島&沖縄の農水関連視察

4月4日~4月6日の3日閒、鹿児島と沖縄の農林水産関連の施設を視察して参りました。

株式会社さかうえさん

20年前から農業に関する各種データを集めて、作物の成育をかなりの確率でシミュレーションできる仕組みを考えられています。

農地はまだ分散していますが、受注生産に特化、シミュレーションを駆使し、それに合わせた形で人を配置されています。リスクを最小化し収益の最大化をITを駆使して実現されていました。

製造業の生産管理の仕事をしていたこともあり、面白く、非常に興味深く話を聞かせていただきました。

日本の農業の明るい未来を感じました。

枕崎漁港

九州最大の漁港ですが、後継者問題、輸出力を高める施策、漁港の設備の問題等様々な課題があります。

我々の食卓に当たり前に届けられている魚が、今後も変わらず届けられるのか、日本の漁業も我々の食についても本当に考えていかないといけない思います。

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串木野漁港

突然ですがマグロは何科か知っていますか?私は知ってにびっくりしました。(答えは後ほど)

引き続き日本で一番マグロ漁船が多い串木野に来ています。それでも20年前1,500隻から42隻まで減ってしまいました。

遠洋漁業は遠洋漁業でまた違う問題があることを認識しました。マグロ漁船は一隻7億円、一回二年の漁に出るのに1億円、莫大な先行投資が必要なビジネスです。その中で幾つか宿題をいただきましたのできっちり取り組んでいきます。

お昼ご飯はマグロの館で天然のマグロのカマをいただきました。

このマグロの館、外観が実在のマグロ漁船と同じサイズで社長のマグロに対する思い入れを感じます。

先ほどの問題ですが、マグロはスズキ目サバ科です。青魚とはびっくりしました。

石垣島の農業と畜産業

国会などでTPPが語られる際、大きな問題となるのが離島におけるサトウキビの問題です。TPPにより沖縄の離島サトウキビ農家が壊滅状態になると、離島防衛も含めて大変なことになるというのが、その主な議論です。実際にその実態について調査・ヒアリングを実施致しました。

実は沖縄の農家は「サトウキビがないとダメになる」ではなく「サトウキビを育てているからダメになっている」のではないかということが少しずつ分かってきました。沖縄独特の習慣も絡めて、農協の問題などしばらく腰を据えてこの問題には取り組もうと思います。

石垣牛ブランドを作り上げたゆいまーる牧場さん、6次産業化で成功をされている伊盛牧場さん、付加価値の高いマンゴー生産で成功している島田さんなど、頑張って沖縄そして石垣島を盛り上げている皆さんとも貴重な意見交換ができました。

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