2017.10.14
山田太郎メルマガ 4つ目の掟
□■□僕たちのニューカルチャー、山田太郎メルマガ□■□
2017年10月10日 第21号
どったんばったん衆院選挙突入!
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◆衆院選始まりました!
いよいよ衆院選挙は10日に告示され、選挙戦が本格的に始まりました。全国で1100名以上の候補者が立候補しました。この候補者の中から明日の我々の社会をより良くしてくれるだろう人を22日までに選ぶ、それが選挙です。選択肢はこの中からしかないので、しっかりと我々は選択しなくてはなりません。
もちろん、黙って投票日に消極的選択をする必要はないと考えています。候補者の政策になくても自分たちの主張をアンケートのような形にぶつけて、候補者の考え方を炙りだして選ぶこともできます。更に、このアンケートが力を持てば、候補者の考え方すら変えることもできるはずです。ですので、今回も都議選と同様、表現の自由を守る議員を探すために全候補者へのアンケートをすることにしました。この結果は、投票日までに公開します。
◆山田太郎は今回の衆院選に立候補しないのか?
私は、今回衆院選に立候補しませんでした。多くの方に選挙にでないのか?と問われました。実際には、いくつかの政党からもお誘いはいただきました。大変ありがたいことだと思っています。でも、参議院選挙のように、表現の自由をめぐっていただいた29万票という有権者の意思を背負っている以上、それが反映されない衆議院の小選挙区では、何の意思表示にもならないと考えました。
今後の青健法との闘いや表現の自由を守るためにいち早く議員になって体を張るべきだ、衆議院が国会の花形であり、参議院ではなく直ちに衆議院を目指すべきだ、といろいろな意見をいただきました。ひとつひとつはもっともな意見であります。
しかし今回、より多くの有権者の声を拾って選挙で意思表示をしていくことが必要だ、これが世の中を変えるためには最も大切なことではないか、と考えました。ただ議員になりたいだけなのではありません。だったら前回もあのような闘い方をしなかったと思います。表現の自由をめぐる声がどれぐらいの大きな力を持つのか、その数が政治に影響力を与えるのか? その声を背景に選挙で議席を確保する。それが本当に政治で力を持つことになると考えたからです。
今の政治では、政党の力が巨大な猛威をふるうなか、ひとりひとりの議員は、まるで政党のいいなりで吹けば飛ぶような存在になってきていると思います。そういう政治風潮だからこそ、逆に政党に影響を与え、無視できない個人としての政治活動をしていく。政策でしっかりと政党政治を動かす。29万票という結果は、実際、その後の政党からの接触状況を考えれば明らかに状況を変えてきたと思います。
衆議院選挙で無駄にカードを切ってはならない。そう考えたのです。私は、前回、29万票もの支持を受け、野党で最大の個人得票数をいただきながら議席をとれず、死票にしてしまった責任があります。もし、今後、立候補することがあれば、絶対に当選しなくてはなりません。そして、戦後政治の中で初めて、有名でもない全国比例のいち個人候補がひとつの政策をめぐってこれだけの票を獲得した前回選挙の奇跡。まさにこの奇跡を次こそは議席に繋げなくてはなりません。そのためには、政党の頭数に成り下がらずに、たったひとりでもできる闘いをしなくてはならない。それはこの衆院選ではない、そう考えたのです。
◆ネットの神様、第四番目の掟!!!
この数日間、前回の参院選挙の時に支援者の方々に作っていただいた、イラスト(インフォグラフ)が再拡散されていて、考えらえないほどの勢いがあります。それをまとめて投稿してくれた方のツイートが、わずか2日間で2万RTを超えました。元のイラストは、すでに5万RT(3.9万いいね)を超えています。衆院選挙中、安倍総理が発信しているツイートが一日でだいたい8000RTです。比較すれば、私は今回の衆院選に出馬もせず、メディアでも紹介されたわけでもないのに、これだけの拡散が行われているのは本当に驚きです。
自著『ネットの神様~』では3つの掟を私が披露させていただきましたが、「ネットで嘘はついてはならない」という第一の掟の理由は、ネットでの発言はいつまでも残るからというものでした。普通、政治家はいつまでも記録が残るネットを嫌います。その発言でいつか揚げ足をとられるからです。でも、今回、自らの活動がずっとネットに残っていて、再びネットで紹介され拡散される事で、私はこれまでネットを大切にしてきて本当によかったとつくづく思っています。
このことを経験して、ネットの神様の掟にもう一つ掟を足したいと思っています。
今回これらの記事を書いてくれた人たちは、フォロワーも数百程度で、けっしてネットの中では多い方とは言えません(実はフォロワー500程度)。しかし、熱心に渾身の力を込めて書いていただいたコメントが、3万RT、5万RT、2万いいね、4万いいね(インプレッションで400万を超える)に拡がったのです。ネットは、地位や名声のない人でも、お金や力が無い人でも、その文章ひとつで人々の心を動かし大きな影響を与えることができるのです。海外では、アラブの春やジャスミン革命などSNS、ネットの力が大きな変化をもたらしたと伝えらえられました。でもなぜ、日本でもSNSやネットがいよいよ力を持ち始めてきたのでしょうか?
これまで、ネットで拡散をしてくれるのは、フォロワーや「いいね」の数の多いインフルエンサーで、彼らが最も大切だと思われてきました(多くの本でもそう解説しています)。しかし、今回、必ずしもそうではありませんでした。安直にフォロワーの多い人に頼み込んでRTして拡散してもらう必要なんてない、ということなんです。これがネットの力です。「文章とその内容(やってきた事やその事実)に共感したかどうかが拡散につながる」というのを第四番目の掟にしたいと思います。
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