2015.8.28
近隣国と食でつながることで、戦争ができない状況をも生む。日本の農業の重要性。
8月27日、農林水産委員会で質疑を行いました。
これまで行ってきた農業協同組合法の一部を改正する法律案の委員会質疑の最終日であり、安倍総理自らこの農協法改正及び日本の農業についての質問に答えて頂きました。
【今日の質疑のポイント】
・ホルムズ海峡における機雷掃海などエネルギー面で日本が抱える問題などについては、特別委員会で連日議論されています。ですが、私は、その中で食の安全保障の話が全くなされていないことについて、政府の考え方を安倍総理に直接質疑しました。
・また担い手(就農者)不足や迫りよるTPPなど、日本の農業を強くし成長しなくてはならない局面において、農協がどのような役割を担うのか。
今回の農協法改正は、農協が農業の成長を妨げていると言うのが改正議論の大半です。ですが、必要な改革を行った上で、国内需要が減少する日本において、農協が主体的に輸出を行うことで、農家の所得に直接結びつく重要な機能をもっと伸ばすべきだと、私は強く訴えました。
・日本と中国の農水産物の取引は、日本から622億、中国からは1.5兆円で輸入超過の状況です。もし、中国が日本からの農産物の輸入相手として必要不可欠な存在になったら、中国は日本と戦争ができるでしょうか。武力をどんなに備えたところで平和を保つことは難しいと思います。
私は、日本の農産物が近隣国に大いに輸出されることで、国内の農家さんの所得が伸びるばかりでなく、近隣国と食でつながることで、戦争ができない状況をも生みだすことができる。日本の農業は、経済面でも安全保障の面でもとても重要だと考えています。