2024.10.30
女子差別撤廃委員会が「日本の第9回報告書に対する最終見解」を公表
女子差別撤廃委員会(CEDAW)が10月29日「日本の第9回報告書に対する最終見解」を公表。
これは、10月17日に行われた「女子差別撤廃条約実施状況 第9回報告」に関するの対面審査を経て作成されたもの。
今回の最終見解では、 「ポルノグラフィー、ビデオゲーム、マンガなどのアニメーション製品が、女性や少女に対する性別や性的指向に基づく暴力を助長する可能性がある」との懸念が表明され、
更に「差別的なジェンダー固定観念を助長し、女性と女児に対する性的暴力を強化するポルノ、ビデオゲーム、アニメーション製品の生産と流通に対処するために、既存の法的措置と監視プログラムを効果的に実施すること」が勧告された。
しかし、対面審査の内容については、政府(内閣府男女共同参画局及び外務省)に確認済みだが、「マンガ・アニメ・ゲーム」については一切質問が出ていないとのこと。
対面審査では確認していないにもかかわらず、懸念を明示。 マンガ・アニメ・ゲームの表現自由を否定し、法的措置や監視で追い込めとの一方的な内容であり極めて不当。
情報源及び根拠を開示すべきとの申し入れ、それができない場合の撤回の要請も含め、検討してまいります。